の分科会にて講師として呼ばれてきました。
僕の分科会のテーマは【自殺を止めることはできるのか!】。
僕と自死遺族代表のMさんと当事者のKさんも加わってくれ話させて頂きました。
実は、パネルディスカッションかと思っていたら、
「田村さん40分話してください!その後お二人に話してもらって、みんなで話し合いをしましょう!」
・・・
ちょっと何も用意してないですよ~~。
チャ・チャ~~ンス!!
格好も私服だし…
成長するチャンスと捉え二言返事で
「OK!任せて下さい!!」と。
でも、今までで一番良かったかも(笑)
最後の20分ぐらいで、パッと前を向くと、我が下野市の市長の姿が!
正直、ビビった!
目が合ったら、ニヤってしてた。
教育課の方が僕が講演するって言ってお誘いしたら、お忙しい中、
「何とか時間作っていくよ!」って言ってくれたみたいです。
ビビったけど素直に嬉しいです。
その後、グループディスカッションを4つに分かれて行った。
様々な方がいて、貴重な意見が沢山聞けた。
★多かった意見
「孤独にしない」
「やる事がない事が辛い」
「まだ傷が残っている」
「人と人の繋がりが一番である」
「無関心は一番苦しい」
など
僕の所に毎日来る相談メールを見ていると、
「死にたい!」と書いてあるものも多い。
しかし、「死にたい」
ではなく
「生きたい!」
「どうにかしたい!」
「わかんない」
と読み取れる。
命は軽いものではない。
もちろん、苦しんでいる本人の悩みも軽いわけではない。
僕自身も苦しい時期も沢山あったし、どうしていいかわからない時も沢山あった。
その人にしかわからない。
僕にも助けられるかわからない。
助けたい!と
そこまで自分にも自信がない。
しかし、何とかしたい!って気持ちが強い!
人間は小さくもなれるし、大きくもなれる。
僕自身がまだまだ発展途上だが、昔はグジグジいじけた人間だった。
そんな時分も、もちろん僕自身には間違いない。
よく人間そのものが宇宙である。なんて聞くが、まったくその通りだと思う。
宇宙の力が地球を動かし、育み、地球の力が人間植物動物を育んでいる。
人には、その力が内在している。
無限の英知と知恵があり、可能性に満ちている。
その力を使う勇気と意志を持った方がいいと思う。
栃木県では2008年過去最多の591人が自らの意思で亡くなった。
591人が夢を叶えているのであれば、いいのだが…
僕の好きな歴史上の人物・高杉晋作はこう言っている
「オモシロキコトナキ世ヲオモシロク」と。
時代の夜明けを夢見ながら志半ば27歳で病死した。
戦後と今の状況は似てると思う。
雇用の問題、食料の問題、不況、政治の困惑etc
しかし、戦後と違うところは、
国民の現在抱いている現在地のイメージではないでしょうか。
登り坂なのか
下り坂なのか
立ち位置は一緒でも
「もうだめだ」
「将来が不安だ」
と思っているのか
「まだまだやれる!」
「必ずよくなる!」
と思っているか。
こんな時代だからこそ、
自分たちの手で
「オモシロイ時代に!」
物も何でもあり、浮浪者が成人病になる日本。
心が取り残されているのかもしれません。
僕は「近い人ほど温かい言葉をかけてほしい」とメッセージさせてもらった。
人は一人では生きていけない。
人は一人からでは生まれてこない。
温もり大切に。
ちなみに明日、地元紙の下野新聞に、この日の記事が載るらしいです。
多くの方に知ってほしい。
そして、多くの方に事実を知ってほしい。
交通事故よりも多いことを。
そして
自分の近くでも起こりうる、身近な社会的問題なんだと。