僕は小さい頃、ほぼ、おじちゃんおばちゃんに育てられました。
おじちゃんの葬式ではスキンヘッドの悪ガキが列席者の前で泣き崩れ、おばちゃんの葬式では、何度も「ありがとう」を泣きながら連呼した。
そんなおばちゃんの一回忌。
いつも俺を本気で叱り、本気で殴り、本気で抱きしめてくれたばあちゃん。
自転車で俺を背負い、兄貴を前に乗せ、姉ちゃんを後ろに乗せ、前代未聞の4ケツを毎日していたおばちゃん。
馬に顔面蹴られ、眼底骨折しても、畑仕事をするおばちゃん。
俺が肥溜めに落ちたとき、飛び込んで助けてくれたおばちゃん。
兄貴のバイクを片手で引っ張り、バイクごと引きずったおばちゃん。
いびきが半端じゃないおばちゃん。
字が書けないし、読めないけど、口が達者なおばちゃん。
音楽がうるさいって言って、スピーカーに穴を開けたおばちゃん。
世間からは白い目で見られていた俺や俺の友達をいつも大好きでいてくれたおばちゃん。
きんぴらごぼうと豚汁が激ウマなおばちゃん。
音痴で曲の途中からドンドンずれていくが、最後だけは毎回ぴったりのおばちゃん。
俺の野球のグローブを汚れているから洗濯機で洗ったおばちゃん。
俺の親父と本気で殴りあったおばちゃん。
歩きながら屁をするおばちゃん。
今、毎晩、東に向かって寝る前に感謝しております。
うちの次男坊は見れなかったね。
おばちゃんが亡くなってから、すぐ生まれたんだよ。
寂しがり屋で、わがままなおばちゃんが大好きでした。
帰宅して、友人からのメールで下記の動画を観ました。
タイミング良過ぎ!!!
おばちゃん本当にありがとう。