石巻にきました。

言葉にならない。とはこの事で。

震災から約10日。宮城県石巻市にいます。

言葉にならないとはまさにこの事で、TVではわからない現実、そして理想論や期待感などではなく、ただただ【生】そのもので、現実は冷たく鋭く、深く斬り刻んでいってます。今もなお。

石巻市に向かうパーキングで、パキスタン人たちと話した。

日本に恩返しがしたい!その心が仲間を動かし、自腹で50万円集め、温かいカレーやナンを届けたいと言っていた。

話していたら今から神様にお祈りの時間だから。
って事で一緒にお祈り。

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現地へ着くと、鼻が曲がるような異臭と考え難い破壊された街にただただ唖然とするばかり。

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最初に湊小学校に向かった。
ここは加藤さんが4日前に来た時に、物資も何もなく、道すら通ることの出来ない状態だったと。

飲料水をとりあえず、500リットル下ろし、まだ物資が行っていない場所へ向かった。

向かった先は、鹿妻小学校。

ついて早々、避難者さんたちのケンカ。

誰が責任をとるんだ!話が違う!
俺じゃない!

色んな声が飛び交っていた。

そう。

これが現実で、家を流され、車も、中にはかわいい子供全員を津波で流された方や、家に帰ったら、家の中を荒らされ物が無くなった方が数多くいて、薬がなくて困ってる人もいた。

もちろん俺たちのことも歓迎ムードとは程遠く、むしろ何しに来たんだ!的な感じでした。

そんなか、学校に避難してるひと1200人、その他で避難している人も含めると約3500人の炊き出しをさせて頂いた。

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10日ぶりの温かい食べ物は、避難してる方々の緊張と不安を少し緩和させたのかもしれない。

炊き出しを始めてから、ケンカもなくなり、きちんと並んで、寝たきりの方々の分まで運べる人が運ぶという助けい精神で食べてくれました。

作ったのは、心友のけんちゃん!

俺たちはスープを注いだり、麺をほぐしたり…

最後に体育館に行ったら、けんちゃんと加藤さんに大拍手が贈られていて、みんな手を合わせ、合掌していた。

ある夫婦は、俺たちにお土産として、イカの干物をくれた。

そして、そこのリーダー格の女性が、最後に走って来て、これ!って何やら食べ物を渡してくれた。

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ドーナッツ一つと半分。

これが大人一人に支給される夕飯。

是非みんなで食べてって、泣きながら渡しに来てくれた。

食べ物で泣いたの初めてだ!って!

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ここの地区は治安も悪く、かっぱらい、強姦、ケンカが起きてるという。

津波の被害にあったホームセンターなどのまだ使えそうなものを容赦なく取っていた。

セブンイレブンの中を、ゴルフクラブ片手に使えるものはないか?と漁っている若者がいた。

その子に、小学校でラーメン炊き出しをしてるから、食べにおいで!と伝えたら食べに来てくれた。

口数も少なく、眉間にシワを寄せ、食べてくれた。

美味いか?と聞くとコクンと頷き、少しニコっとして帰っていきました。

小学校の玄関に並んでたドロドロの靴。

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数多くの安否を確認するメモ。

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皆さんから頂いた物資をキチンと届けて来ました。

また明日にでも、撮った画像などをアップしますね。

今も石巻市にいます。
今から加藤さんが生放送でラジオに出演します。

いやしてます。

amラジオ、ラジオビタミン

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